牙狼 第十一話「遊戯」

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 敵魔人役の川平慈英が想像以上にズッパマリ。
 赤目が「何この暗黒東京フレンドパーク」と表現するほど素晴しい司会者ぶり。演技をさせずに司会者を貫かせたこの配役は大正解だと思います。怖いし。

 内容自体は「ダービープレゼンツ東京フレンドパーク。商品はヒロインの魂」というもの。背景との合成を利用した禍々しくド派手な演出、クレバーに頭脳戦を勝利する鋼牙、軽身功と暗黒空間爆砕拳の合わせ技で相手の屁理屈トンチを力づくで打ち砕く鋼牙、コインを使ったトリックで相手の心に敗北感を刻み込み魂を奪うホラーダンタリアンを丞太郎ばりの機知と身体能力で相手の天狗鼻をへし折る鋼牙。サイコー。
 最後は直接戦闘で足場のないダンタリアン空間内で急制動かけるときに具足から火花が飛び散ったり、その慣性を利用して振り向き突進したりと細かいところでも盛り上げてくれます。

 今回は戦闘よりも相手の舞台で魔戒騎士の力に頼らず勝ち進む鋼牙が激カッコよかったです。
 地味に零との掛け合いも良かったなぁ。夜を戦う魔戒騎士同士の邂逅である事を最大限に生かした、長く伸びた刃持つ影が交差していくのはカッコイイ。

 そして次回予告がイカしてました。ザルバ=影山ヒロノブ兄貴、それじゃ三千の英霊です!!
 そういえばザルバが魔戒騎士の鎧召喚してるもんなぁ……共通点、多いわ。
 しかし途中から見始めたけど面白いなぁ。アクションも殺陣、ワイヤーアクション、CGワーク全てにおいてレベルが高いし。なにより魔戒騎士とホラーの見せ方が秀逸。今回のダンタリアン空間もいい具合に狂ってるセンスの良さを見せ付けてくれますし。
 楽しみが増えたなぁ(A'sの放送が終了する来月からの予定を考えつつ)