仮面ライダー電王 第二話「ライド・オン・タイム」

 良太郎が流されてるばっかりのキャラじゃないのがいいですね。自己主張するところでは自己主張するし。
 モモタロスも女子供、良太郎といった弱いものには手を上げないどころか子供を守ろうとする気概があるのは素晴らしい。こういうところ外すと、どうやってもヒーローとして認められないんだけど。
 
 ドラマ自体もしっかりしてるし、二分割画面で過去に起こったことが現在を改変し影響を及ぼすのは上手いつくりだなぁ。
 過去への移動シーンでバイクでデンライナーを操縦してるのも面白い。なんと言うか電王が時間をライドするライダーって感じかなぁ。

 過去での戦いも実にモモタロスがいい味を出してますね。「あぶねえ!」が良太郎と被るのが実にいい。モモタロスに愛着がでるいいシーンですよ。俺の必殺技でふっ飛ばしたあとの犬猿雉砲には大笑い。インパクトがでかすぎて大火力でギガンテス吹っ飛ばしてるシーンも笑っちゃったよ。
 最後のテツオと母親を引き合わせるシーンもやんわりと、でもしっかりとした意思を持って良太郎がやってるのが素晴らしいなぁ。過去は変わらないけど、時間が前に進むように事件の当事者が前に進む力になるようなことをするのが良太郎の優しさと強さだなぁ。今週も実に面白かった。

 しかしどうもイマジン、2007年以前には人間に依存しないと時間を越えられない=過去の座標を捉えられないってことなのかなぁ。GS美神読んだからそう思ったのかもしれないけど。そういう意味ではモモタロスが憑依した電王じゃなければ過去を越えられない=電王になれる人間がいなければイマジンに対抗できない、ってことなんだろうか。愚考察終了。
 来週も楽しみっす。