月は無慈悲な夜の女王/世界の中心で愛を叫んだけもの

 ガッツリ力の要るアクトを力いっぱいまわしていただきました。お疲れ様です、超楽しかったですよ。

 PLは赤目。
 真ゲッターベターマンとイートマンとフランクとかを足して割らない感じの異形能力で外見は緑の王のアイツ。赤目の好きなものが詰まった超人でした。そして俺の見た中でヒルコのベストオブベストと言えるような感じだったなぁ。テーマの「人間以上」によくマッチングしてたと思う。

 そして禁断の領域12レベルからのリサーチは「リサーチキャラの立場がねぇ!」とシェンツさんを嘆かせてました。カブトを獣の気からの精神戦でベコベコ言わせている姿はまさに野獣。
 実際人間じゃないけど化け物でもない。ヒルコはヒルコだって主張を一貫したのは流石だなぁ。
 

    • PC2:メイ・カーター(タタラ:アドヴァイザー、ミストレス、トーキー◎●)33歳、女性

 PLはシェンツさん。
 MIT主席卒業の才媛。環境問題に警鐘を鳴らすためにジャーナリストの道を選ぶ。
 家庭を作るのは苦手で夫と息子とは別居中。
 
 今回の裏番。まとまりのつかないところをつける、あんまりにスケールのでかすぎるカードを有効に使うために考える、交喙にプロットを渡して手数で圧倒する、と影に日向にがんばってました。
 ストレスのかかる立ち居地を上手く調整しつつ全員の意見をまとめていくと苦労を掛け捲りました。しかし悩みを超えて考えうる最良の結末に至る答えを導き出す作業は楽しかったですよ。その立場、楽しかったですよね?
 

    • PC3:“GreenMile”高月唯我(ヒルコ:マシンチャイルド、タタラ◎フェイト●)38歳、男

 PLはOKINAさん。
 ヒルコに家族を殺され、ヒルコとは何かを知るためにヒルコの細胞を己に植え付ける。
 拒絶反応で寿命がガッツリ減ってるがここは死に場所でないと考えもうしばらく生きてくれそうです。
 
 家族、喪失、過去を踏破とOKINAさんの必殺の連携が美事に決まりました。OKINAさんがこれをやると本当にカッコイイよなぁ。
 そして交喙の弱点であるアーマー無効化を与那嶺から模倣→教授、リアクション不可攻撃に対応できない与那嶺には警報を教授とチームの戦闘力を3倍くらいに底上げする脅威のコーチっぷり。

    • PC4:“非現実”与那嶺景俊(カゲ、カブトワリ:トリガーハッピー、ニューロ◎● )23歳、男

 PLは俺。
 それなりに不幸な境遇とニューロの才能がいやな具合にマッチング、存在の濃度を自由自在にコントロールしたり存在の有無まで調整できるようになりました。久々に超人をやりました。
 ほら、電脳が一般化したニューロエイジにおいて電脳に於いて万能のニューロってまごう事無き超人じゃん?
 交喙のバイオニックパワー型超人に対してデジタル技巧派超人だったんで住み分けはしましたよ、ええ。
 
 途中までは割かし己を度外視した解決の方向に向いてましたが最終的には「全部俺が引っかぶるのは最後の手段」とする方向にシフト。来週使用するキャストなのに最後の最後まで世界レベルのテロリストになり、エライ迷惑をかける可能性をはらんで動いてました。メンゴ。でも面白そうだったんだよ!!世界の敵って!!(暗転、そしてボコボコにされて土下座する俺)
 
 久しぶりに一人語りをやったなぁ。下手だって分かってるけど、あそこはちょっとだけ語りたかった。
 とりあえず《不可知》からのトリガーハッピーは危険極まる荒業なので最後の手段指定します。



 この面子でヒルコSSSを遊べてよかったですよ。やっぱりこの面子だと意思の疎通というか、無言の信頼ややりたいこと、伝えたいことを互いに察知できるからとても遊びやすい。
 んだから全員で唸りながらベターな方向を模索するのも楽しいし、にっちもさっちも行かなくなったら俺を人柱にするかとかも、うん。不謹慎だけどそうなったらそうなったで面白いなと思ったりしてたw

 まぁそういう意味では俺たちはN◎VAが大好きなんだなぁと再確認した。N◎VAの世界を身を捧げても護ってもいいと思うし、そのためにやれることはなんでもやろうと思うし。意識して一本道を作ってきたこれまでの公式シナリオだったけど最後の最後でドラスティックな選択をさせるのは、そういう選択が出来るのは1ユーザーとして嬉しい限り。
 こういう達成感を得られたのはやっぱSSSという形態があって、ずっとN◎VAの歴史や世界に関わってきたからだろうねぇ。区切りがつくのは寂しくもありますが、間違いなく楽しかった。
 落ち着いたら他の人たちがどんな結末を迎えたか知りたいところです。どれだけの人たちが悩んでどんな結論を出したか、本当に興味がありますね。